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亜州茶亭へようこそ

亜州茶亭へようこそ

上海浪漫紀行・旧正月のパレード

この旅は、ちょうど旧正月期間中。
夜になると、そこかしこで、爆竹の音が聞こえる。(いちおう、爆竹は禁止されていたらしい。)
ただし、お店はお休みのところもあって、買い物にはちょっと寂しいかもしれない。

しかし、いたるところに赤い提灯?が飾られ、おめでたい雰囲気がいっぱいである。

壮麗な租界時代の洋風建築が並ぶ外灘の南側にあるのが、旧上海城エリア。ここが、上海発祥の地。その中心が豫園。
豫園は1559年から18年かけて作られた名園。この庭園を囲むように、昔の街並みを再現した商店街が広がっている。きれいに整備されているので、安心して、昔ながらの風情を楽しめる。
東京なら、浅草といったところ。
小龍包の名店「南翔饅頭店」の本店もここ。他にも上海点心の有名店や伝統的な茶館も集まっているのでお腹にもうれしい。
もっとも、人の多さが半端じゃないので、特に、有名店は行列覚悟が必要です!

そこで見かけた旧正月のパレード。あまり意味はよくわからないけれど、おめでたそうな感じです。赤と黄色はお目出度カラー。お衣装から察すると、明代の感じでしょうか。


おまけ
知って得する豆知識(どこが!)
中国の服、というと、いわゆるチャイナドレスを思い浮かべる人も多いかも。
でも、あの立ち襟のチャイナドレスは、明が滅びたあと清朝を開いた満州族の服なのです。モンゴルや遊牧民系の民族に共通するデザイン。乗馬に便利な形ですね。

もともとの漢民族の服は、日本の着物と同じ。というより、着物のほうが中国から影響を受けたもの。着物のことを「呉服」といいますね。この「呉」は、ちょうど上海付近にあった国の名前。中国古代の呉の文化が、日本に影響を与えた名残でしょう。

香港映画で時代劇を「古装片」といいますが、そのジャンルの映画にはこういった衣装がよく出てきます。(古いところでは、「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」とか。レスリー・チャンが可愛いかったんだ!)


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